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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
日本古学から学ぶ「自然の摂理」と「日本古来の精神」が次の豊かで健やかな世界を創るヒントとなることを願って。
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#00615 2019.9.21
生類の霊異(48) -現象に対する著者の見解・下-
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千里眼や念力写真なども、実地をしらぬ人は、そのやうな理法の存在を認めずと主張するのも、眼は物理的な精神光波を放射する枢器たるを知らぬからである。精神光波は尚、手の指の尖端(せんたん)、眉間(みけん)、上唇などからも出る。
狐は尾の端からも出す。狐が人や小動物を誑(たぶら)かすのに、いつも尾を堅(たて)に又は水平に使ふはこの為である。
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#00614 2019.9.15
生類の霊異(47) -現象に対する著者の見解・上-
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狐狸や蛇蟇の類が人及び動物を魅惑し、或は憑依すると云ふことを否定するのは、現代科学の謳歌者相当の思想である。それ等の人々は、狐狸などは少しも妖術を揮(ふる)って居ないのに、愚かな人間が勝手にばかされたり憑かれたりしたやうに幻覚錯覚を起こして騒ぐのであるとて、理屈尤(もっと)ものやうな説明を加へて居る。
狐狸にいたされたと云ふ現象中には、
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#00613 2019.9.9
生類の霊異(46) -蛇(古人の記述)-
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安永年間のこと、讃岐の高松の林と云ふ区域に二棟の土蔵があって、その間が二間余り隔てゝ居り、その一つの土蔵の窓の廂(ひさし)に雀が巣をかけて出入りしてゐた。 或る日、五尺余りの蛇がこちらの土蔵の屋上に登り、彼の土蔵の廂の雀の巣を見附け、こちらの屋上から飛びかゝったけれど、向ふの土蔵に達せず途中で落ちた。けれども樹を伝って再び元の土蔵に登り、復
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#00612 2019.9.3
生類の霊異(45) -蛇(その他の事例)-
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<人の生血を吸ふ> 福島県北会津郡小山村に建福寺と云ふ寺がある。慶応元年の或る夜、その時の住職が外出先から帰って見ると、梵妻が青白くなって寝て居て、口をアングリと開けて居り、口から赤い糸のやうなものが一本出て居て、天井の方へ続いて居るのが行燈(あんどん)の灯(あかり)に見えた。
怪しく思って天井を見ると、一疋の白い蛇が天井板の間から頭を
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#00611 2019.8.28
生類の霊異(44) -蛇(化ける事例)-
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島根県安濃郡刺鹿(さつか)村大字西川に伝六なる馬追職があって、夏の或る日、素足の草履穿(ぞうりば)きにて居村の猪谷(いたに)の山奥へ秣(まぐさ)刈りに行き、仕事の合間に、とある樹の根に腰をかけて空の方を眺めながら煙草を吸って居たところ、右足の親指の腹がチクチクと物に擽(こそ)ぐられるやうに覚えたので、足を見ると、三尺ばかりの烏(くろ)蛇が来て
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#00610 2019.8.22
生類の霊異(43) -蛇(解説)-
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人によっては、蛇は愛すべき動物であるやうに云ふ者がある。又、田舎によると、蛇でも捕ると大に怒鳴る農夫があるが、これは蛇は鼠や苗代田を荒し廻る蛙を食ふので益虫であるとの見解から来たことである。 又、動物学者は、蛇は古来人間の誤解や迫害を受けて居る不幸な動物であるやうに云って居るが、これも又蛇に対して誤解を有してゐる人間である。無害の蛇を飼養し
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#00608 2019.8.10
生類の霊異(41) -外道(事例・中)-
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<遊動する気瘤> 狐狸や外道の憑いたと見做される人の上躯、殊に突然手に蜜柑(みかん)大の気瘤(こぶ)が発生して、不随意的に各所へ移動することは昔から認められて居り、昔の人はこれを憑物の本体と信じ、現代の医学にてはヒステリー症患者固有の病的現象であって、主に血行の不良による瓦斯(ガス)の停滞などであるやうに説いてあるが、果して何れが正しいか。
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#00607 2019.8.4
生類の霊異(40) -外道(事例・上)-
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<外道の忍術> 石見国大田町の東北部の農・三河屋は有名な犬神持ちで、家の横の空地に数株の夏橙(なつみかん)を有し、毎年の結実が甚だ多い。 然るに道路境に垣を設けぬ為、橙実は人に偸(ぬす)まれる筈なのに、一顆(ひとつぶ)も偸まれぬ。もし誰にても偸む者あらば、直ちに憑かれて難儀をする。以前には二、三名憑かれて死んだ者もあったと云ふ程にて、同家
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#00606 2019.7.29
生類の霊異(39) -外道(トウビョウ及び蛭神)-
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明治三十年頃、石見国大田町なる南八幡社の石崎社司が、境内の裏手にある石宮の台石が腐触したので、氏子の田原嘉惣兵衛なる石工を傭うて、台石の修繕をさせることにした。 その日、嘉惣兵衛は道具を携帯して八幡社へ行き、何気なく右の石造の小祠の石の扉を開けたところ、五、六寸ばかりの淡黒い首玉入りの小蛇が数百疋塊団をして居たのが、扉の開くと共に一斉に嘉惣
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