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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
日本古学から学ぶ「自然の摂理」と「日本古来の精神」が次の豊かで健やかな世界を創るヒントとなることを願って。

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#00588 2019.4.12
生類の霊異(21) -狐(妖獣的実例・下)-
<白昼に農夫をばかす>
 愛知県中島郡板葺村の堀田幾四郎なる老人の実見談である。初夏の午後一時頃に、居室に横たはって午睡をしようとしてゐると、百間ばかり先の畑の中で、嘉平と云ふ農夫が、糞桶を荷ひ、柄杓(ひしゃく)を手にして、作物の上を左右に歩いて居る容子が甚だ変手古(へんてこ)なので、幾四郎は縁側へ出て四方を眺めた。

 すると、嘉平の居る場
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#00587 2019.4.6
生類の霊異(20) -狐(妖獣的実例・中)-
<幼児を抹殺する>
 群馬県利根郡奥の各村にては、明治の初め頃までは、古からよくあった怪事が継続して出現した。主として夜間寝てゐる小児の顔面に、突然獣類の引掻爪の痕のやうな、充血して紅くなった数条の疵(きず)が現れる。而してその小児は疼痛の為に劇しく号泣をするのもあるが、泣かないでむつがるのもある。けれど何れも皆後に窒息したやうになって死亡する
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#00586 2019.3.31
生類の霊異(19) -狐(妖獣的実例・上)-
 さて、これからが愈々狐の妖獣たる怪異話の本文であるが、狐の妖獣的事例は古今各地に無数にある。然れども、現代の科学的教養ある常識家からは万口(ばんこう)一斉にその悉くが虚伝誇張、もしくは迷信者の妄覚の産物として否定せられて居る。
 否定するのが真実であるか、語り伝へられてゐるのが真実であるかは、こゝに第三者たる吾等には何とも判定が下し得ぬ。実を
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#00585 2019.3.25
生類の霊異(18) -狐(奇抜な遊戯)-
 狐の純粋の遊戯の十八番は狐火であるが、狐火にも四種ある。一つは、俗に狐の嫁入りと云ふ無数の小燈火的な火を現出するもの、二つは、唯一、二個の火を弄ぶもの、三つは、大厦(たいか)高楼の各室が燈火で明るくなって居る光景、四は、昔の絵本に描かれた通りの狐の嫁入り行列である。

 第一のは、古来各国人が各地で見せつけられて居るもので珍しくないが、現代
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#00584 2019.3.19
生類の霊異(17) -狐(悪辣の事例)-
 人が提げたり背負ったりして居る食物を狐が奪(と)るには、必ずばかして取るやうに想はれるけれども、さうではなく、生理的な体力を使って無理矢理に取らうと企画することも少なくない。下は前記の狐どころたる石見国安濃郡地方で経験された確かな事実である。

 川合村の那須清吉と云ふが、三里余りある柳瀬浦の親戚へ祝宴に招かれ、夜更けて土産物の重箱を背負ひ
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#00583 2019.3.13
生類の霊異(16) -狐(人語を解す事例)-
 石見国邑智(おおち)郡小原の素封家(そほうか)・林氏方へ、或る夜の深更(しんこう)に門の戸を叩く者がある、「誰か」と聞くと「大森から来ました」と答へる。「大森の誰からだ」と問ふと矢張り「大森から来ました」と同じ答へをする。

 大森町は小原から四里隔たって居り、そこには多くの親類や知己があるので、唯大森とばかり言ふのは変であると思ひ、主人が
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#00582 2019.3.6
生類の霊異(15) -狐(智能の実例)-
 家畜中にて一番に頭脳の良いと云ふ犬が、教育されても応用の才は殆ど見られぬが、狐は人が教へずして驚くべき才智ある挙動を為すほどに頭脳が良い。

<隠し銃を知る>
 或る書に、蘇格蘭(スコットランド)の漁夫の談があった。曰く、積雪の夕、家の前の空地の物置小屋の前へ、一片の牛肉を縄に結び下げて置き、その縄の一端は七、八寸の積雪の下にて地面を這はせ
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#00581 2019.2.28
生類の霊異(14) -狐(動物を魅惑した実例)-
<鶏をばかす>
 但馬国八鹿(ようか)在の伊藤と云ふ人の実話に、或る日の夕方、屋後の桑畑に放飼ひしてあった鶏群に大叫喚(だいきょうかん)が起って四方へ飛散ったので、縁先へ出て見ると、独り雄鶏(おんどり)が一羽、権兵衛の種蒔き足どりよろしく、点々として向ふの竹藪の方へ歩み寄るのだ。
 見ると、薮の下の木陰に一疋の狐が後肢で立ってゐて、前肢でおい
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#00580 2019.2.22
生類の霊異(13) -狐(解説)-
 人や動物を魅惑する妖術ある獣の王と謂(い)はれる狐の怪異談を書く前に、この野獣の習性や智力の実例を述べる必要がある。
 狐は動物学で云ふ同じ科の犬や狼などに比して、その狡猾さが著しく眼につくとは誰もが言ひ認めるところである。然るに、狐が人や動物を魅惑する話は東洋に限って居て西洋には無い。東洋でも、狐を邪獣視するは我国や支那が主で、北満洲や西比
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#00579 2019.2.16
生類の霊異(12) -河童(古人の記述)-
 文政初年のこと、江戸の神田小川町なる旗本・室賀山城守(むろがやましろのかみ)の中間某(なかまなにがし)が、或る夜、九段の弁慶堀の端(はた)を通る時、雨が降って闇(くら)くあったが、何ものかゞ堀の水面からその名を呼びかけるので見ると、闇夜なるにも拘らず、一人の小児が上半身を浮かして居て手招きするのが視へる。
 某はそれを見て、近辺の子供が誤って
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