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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
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#00820 2023.2.03
天地組織之原理(61) -大主権委任の神勅-
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「この時伊邪那岐命、大(いた)く歓喜(よろこ)ばして詔(の)りたまはく、吾(あれ)は子(みこ)を生み生みて、生みの終(はて)に三(みはしら)の貴子(うづのみこ)を得たりと詔りたまひ、即ちその御頸珠(みくびたま)の玉の緒をもゆらに取りゆらかして、天照大御神に賜ひて詔りたまはく、汝命(いましみこと)は高天原を知らせと事依(ことよさ)して賜ひき。故(
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#00819 2023.1.28
天地組織之原理(60) -日月の大神の出顕-
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「こゝに左の御目(みめ)を洗ひたまひし時に成りませる神の名(みな)は天照大御神。」
この明文は聞こえたる通り御禊祓の時、伊邪那岐大神の御心の御感動によりて祓戸神・海神等を奇成し給ひ、清まり終へ給ひし上にて大御心の御感動も治まり給ひしに、これまで造化御分担の神等(かみたち)も多くこの第二期中、体生・奇成の御神業によりて成り出で給ひ、最早天地
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#00818 2023.1.22
天地組織之原理(59) -海神の出顕-
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「次に水底に滌(そそ)ぎ給ふ時に成りませる神の名は底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)、次に底筒之男命(そこつつのおのみこと)。中に滌ぎ給ふ時に成りませる神の名は中津綿津見神、次に中筒之男命。水の上に滌ぎ給ふ時に成りませる神の名は上津綿津見神(うわつわたつみのかみ)、次に上筒之男命。」
この伝はよく聞こえたる通り伊邪那岐命始めに四柱の祓戸
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#00817 2022.1.16
天地組織之原理(58) -祓戸四柱神の出顕-
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「こゝに、上つ瀬は瀬速し、下つ瀬は瀬弱しと詔(の)りたまひて、初めて中つ瀬に堕(お)りかづきて滌ぎたまふ時に成りませる神の名(みな)は八十禍津日神(やそまがつひのかみ)、次に大禍津日神(おおまがつひのかみ)。この二神(ふたはしらのかみ)は穢れ繁き国に到りし時、その汗垢(けがれ)に因りて成りませる神なり。」
この伝の明文に「こゝに、上つ瀬は
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#00816 2023.1.10
天地組織之原理(57) -凶事を以て吉事を迎ふ-
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前に挙げたる本伝明文の次に御身に着けたるものを投げ棄て給へるによりて奇成の神成り坐せる始めに、御杖を投げ棄て給へるによりて「成りませる神の名(みな)は衝立船戸神(つきたつふなとのかみ)」と『古事記』の明文にあれども、この神は前に弁じたる通り顕国と黄泉国との境にて奇成し給ふ神なればその次より明文に加へて講ずべきを、大綱を旨とする講述なればこれを
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#00815 2023.1.4
天地組織之原理(56) -筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原-
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「故(かれ)、その伊邪那美命、号(なづ)けて黄泉津(よもつ)大神と謂(まお)す。亦その追ひしきしによりて道敷(ちしきの)大神と号(なづ)くとも云へり。亦その黄泉坂に塞(さや)りし石(いわ)は道反(ちがえしの)大神と号(なづ)け、亦塞り坐す黄泉戸(よみどの)大神と謂(まお)す。」
この本文の意はよく聞こえたる通りにて、この時に伊邪那美命を黄
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#00814 2022.12.29
天地組織之原理(55) -人造宗教の弊害-
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こゝに一言申し添へ置くことあり。前にも講述したる通り神代第二期中は、伊邪那岐・伊邪那美命の御心一度御感動坐すことあれば直ちに奇成の神出顕坐す程のことにて、女神怨怒の御感動よりは黄泉国に於て禍々しき奇成さへありし事と窺はるゝことなるに、その御感動と云ふは御本魂の動くと云ふに非ずして只御情の動くに止まるものなるは、これに因りて奇成の神成り出で給ひ
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#00813 2022.12.23
天地組織之原理(54) -女神の御深意-
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「最後(いやはて)にその妹(いも)・伊邪那美命、御自(みみずか)ら追ひ来りましき。こゝに千引石(ちびきいわ)をその黄泉比良坂(よもつひらさか)に引き塞(さ)へて、その石(いわ)を中に置きて、各(あい)対(む)き立たして事戸(ことど)を度(わた)す時に、伊邪那美命言(まお)したまはく、愛しき我(あ)が那背命(なせのみこと)、かく為したまはゞ汝(い
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#00812 2022.12.17
天地組織之原理(53) -黄泉国の奇成神-
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或る人又問ふ、この時黄泉国に居る所の泉津醜女(よもつしこめ)は何等の因によりて成り出でたるものなりや。
答ふ、この醜女は何に因りて成りしものと云ふことは両先哲も定かに云はれたることも無く、その外(ほか)の説も未だ見当らず、大国(隆正)翁の説に聊(いささ)か拠るべきことあれども、余(よ)が意見とは少し異なるものなればこゝに云はず、後、第三
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#00811 2022.12.11
天地組織之原理(52) -泉津醜女-
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或る人問ふ、この黄泉の伝は本文にて表面は一通り聞こえたることなるが、この段(くだり)は神典中最もその意の解し難き所なれば、まずこの黄泉国(よもつくに)と云ふは地下何れの所にあるものと云ふことより先に承り置きたし。
答ふ、この黄泉国と云ふは地下の幽府にして、神代にありても尚一層の幽事(かくりごと)なるが故に疑点多きことなれども、静思してよ
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