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以前の記事 : 2015年7月
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#00366 2015.7.27
『異境備忘録』の研究(51) -諸国の霊山-
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「明治八年二月六日、大橋の上より杉山清定君に伴はれて不二山(ふじさん)の石室(いわむろ)に至る。石室は乾(いぬい)の方に向てあり(中腹より上なり)。こゝに入らんとせしに馬八匹ありて入るべからず。故にそれより山の北を廻り東南に越ゆ。こゝにうつぼ台と云ふ所あり。砂石金はだの如し。幅一間(約1.8m)或(あるい)は三尺(約90cm)又二間もあり。こゝに石人一人
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#00365 2015.7.21
『異境備忘録』の研究(50) -岩蔵の幽顕往来-
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「我が同村に岩蔵とて漁業を以て家業とする男あり、嘉永五年、大江戸にありて叡山の二本杉を信仰するよりして、三十六歳にて大山僧正に伴はれ万国を巡り、度々伴はれ見馴れぬ所を見し嬉しさに同僚の者に委細を語りて、俄(にわ)かに狂乱を発して江戸より追ひ下され、同村に帰りて後には狂気も治まりて、常人の如くなりたるに、その後も度々異境に入りし由(よし)聞こえけ
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#00363 2015.7.9
『異境備忘録』の研究(48) -生兵法は大怪我のもと-
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「天之真道風時吹男神(あめのまさみちかぜときふくおのかみ)、天之真道風聞姫神(あめのまさみちかぜききひめのかみ)、天之真道音於記命(あめのまさみちおとおきのみこと)と云へるは禍神の数多(あまた)ある中の三神の名なり。 天之真道風時吹男神は見る神通と云ふを掌る。天之真道風聞姫神は聞く神通を掌る。天之真道音於記命は言はせる神通と云ふを掌る。これは
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#00362 2015.7.3
『異境備忘録』の研究(47) -神仙の御加護-
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「途中にて異人に遭ひたる時に行き違ひて後を見れば、忽(たちま)ちその形を見失ふなり。その行き違ふ時に異人に目を付け乍(なが)ら、漸々(ようよう)に見れば、その形も見ゆるなり。瞬(まばた)きをなし、或(あるい)は俄(にわ)かに見る時は、その形見えざるなり。或は天狗の美女となり山伏となりたる等は、鏡に写す時はその正体の見(あら)はるゝなり。」『異境
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