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日本古学とは
 古代日本人は、夜空に散りばめられた星々を眺め、どこからともなく吹いてくる風に耳を傾け、命の息吹を感じる森を愛し、時には穏やかで、また時には荒ぶる大自然に畏怖の念を抱き、その中に自らの魂と響きあう八百万(やおよろず)の神々を感じていました。

 その神々の摂理、つまり自然の法則が学問として体系化されたのは、江戸時代中期に勃興した国学(古学、古道学)です。当時のこの学問の代表的な大家は平田篤胤先生(1776~1843)ですが、彼の成果は日本が近代国家として出発する明治維新の原動力ともなりました。その後のこの学問は彼の弟子たちによって引き継がれていきますが、最終的には宮地水位先生(1852~1904、潮江天満宮宮司)や宮地巖夫先生(1847~1918、宮内省式部掌典)らのいわゆる宮地神仙道の学統によって完成された感があります。

 しかしながらこの学問は、科学的な論理を重視する物質社会では表に出ることがなく、全く一般には知られない学問となり、今日に至っています。今にして思えば彼らの出現は人類にとって早すぎたのかもしれませんが、奇蹟的にその詳細は今もひっそりと継承されています。

「古(いにし)え、儒仏の道(儒教や仏教)未だ御国(みくに)へ渡り来たらざる以前の純粋なる古えの意と古えの言(ことば)とを以て、天地の初めよりの事実を素直に説き考え、その事実の上に真(まこと)の道の具(そな)わってある事を明らむる学問である故に、古道学と申す」
平田篤胤先生
 
 
 
 
 
 
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