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以前の記事 : 2016年4月
#00412 2016.4.30
『本朝神仙記伝』の研究(30) -藤太主・源太主-
 藤太主(とうたぬし)、源太主(げんたぬし)は、大和国吉野の郊(さと)に居る仙人なり。始め五穀を絶ち密咒を持し、鍛錬精修して仙道を得たりと云ふ。常に烏帽子(えぼし)を戴き布衣(ほい)を着たり。

 醍醐天皇の延喜の頃、浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)とて、世に隠れ無き行法の人ありけるが、ある時大和国に至り、吉野川を渡らむとしけるに、折しも洪水漲(
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#00411 2016.4.24
『本朝神仙記伝』の研究(29) -嵯峨隠君子-
 嵯峨隠君子(さがのいんくんし)はその姓名を知らず。隠れて西山に棲む、因りて隠君子と称す。
 貞観十二年三月二十三日のことゝか、菅公初めて策を献ぜられし時、菅原是善(これよし)卿、橘広相(たちばなのひろみ)と共にこれを開き閲(けみ)せり。偶々(たまたま)一事の通ぜらること有りしに依り、広相馬に鞭打ちて嵯峨に至り、隠君子に問ひて事を弁じたりと云ふ
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#00410 2016.4.18
『本朝神仙記伝』の研究(28) -菅公-
 菅公は太政大臣・菅原道真公なり。公は御小名を阿呼(あこ)と称し奉る。参議従三位・菅原是善(これよし)卿の御子にして、御母は大伴氏なり。仁明天皇の承和十二年六月二十五日、御誕生在らせらる。
 幼少の御時より御家の学問は云ふに及ばず、文字書くことを好ませ給ひ、広く和漢の書を読み給ひ、一を聞いて十を悟り給ふ御才おはしまして、歌を詠み詩文章を作り給ふ
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#00409 2016.4.12
『本朝神仙記伝』の研究(27) -都良香-
 都宿禰良香(みやこのすくねよしか)は初めの名を言道(ことみち)と云へり。主計頭(かずえのかみ)・貞継(さだつぐ)が子にして、平安京の人なり。官に仕へて文章(もんじょう)博士少内記に至る。よく詩文を作りて、才名当時に冠(かん)たり。菅丞相(かんしょうじょう、菅原道真公)も、始め良香を師として文学を学び給へり。 #0281【『幽界物
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#00408 2016.4.6
『本朝神仙記伝』の研究(26) -在原業平朝臣-
 在原業平(ありわらのなりひら)朝臣(あそみ)は、平城天皇の御孫・弾正尹阿保(だんじょうのいんあほ)親王の五男にして、母は桓武天皇の皇女(ひめみこ)・伊登内(いとない)親王なり。
 業平はその容貌極めて優美、その志操最も高尚なる人にして、その官も中将にまで昇りしにより、世には在五(ざいご)中将とも称せられたるが、後世に至りて頗(すこぶ)る淫佚(
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