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以前の記事 : 2018年12月
#00571 2018.12.30
生類の霊異(4) -蟇(事例・下)-
<敵対の動物>
 蟇(ひき)の敵は、虫類にては蛇であるが、虫類の外(ほか)では主として獣類である。獣が蟇の敵たるは、食はんが為に敵となるのではなく、蟇に挑まれて敵となるのである。
 蟇は毒ありて何物の食餌(しょくじ)にもならぬ。蟇より挑戦せざる場合にも、諸動物は蟇を畏怖してこれと闘ふのである。

 或る人の話に、床の下で鼬(いたち)と蟇とが闘
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#00570 2018.12.24
生類の霊異(3) -蟇(事例・上)-
<蛇をクソ茸にする>
 蟇(ひき)が蛇を殺して砂の中に埋め、上から小便をかけ置くと、やがてクソ茸が生へるのでそれを食ふと云ふ伝説は古来各地にあるも、少しく疑はしかったが、知人のこれを目撃した話を得るに及んで、古人の伝説の必ずしも迷信的虚妄話たらざるを覚へた。

 明治三十年の正午過ぎの炎天時に、島根県安濃郡波根東村の産土神八幡社の地続きなる砂
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#00569 2018.12.18
生類の霊異(2) -蟇(解説)-
 蟇(ひき)は蛇と共に虫類中の魔物と称せられ、古来我国及び支那朝鮮には、これに関する怪異譚(たん)が甚だ多い。著者(岡田建文大人)は寡聞(かぶん)にして、その他の東洋諸国に於てどうであるかは知らぬけれど、恐らく同じことであらうと想ふ。
 現に西洋でも蟇を特別なる動物と認め、その生命を奪って奇怪な慰みごとの材料にして居(お)ると云ふことを聞いて居
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#00568 2018.12.12
生類の霊異(1) -概略-
(清風道人云、幽界に通じる現界の鳥獣類は、人類よりも早く幽理の吉凶を知り、また色々なものに生を替え、或いは長生して霊物と化すものもあり、また幽界で使役されていたものが現界に神使となって出現し、種々の霊異を顕すことが日本古学に伝承されておりますが、昭和初期の心霊学者・岡田建文(けんぶん)大人の著による『動物界霊異誌』より、その実例を抄出して参りた
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#00567 2018.12.06
混沌五岳真形図説(15) -霊祟談異-
 十年ほど前、土佐の或る古文書展示会で、私(清水南岳先生)は一幅(いっぷく)の掛軸の前に吸ひつけられるやうに足を停めた。それは異様な装束を召した貴人の絵像であるが、その御容姿に何となく見覚えがあるやう感じたからである。
 凝視暫(しば)し、ハタと思ひ当たることがあった。土佐には玄学を好む平田篤胤先生門下の神職がかなりいたので、恐らくはさうした家
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