|
|
 |
#0091 2011.3.8
節句行事の霊的意義
●
|
また、「這子(はうこ)」と呼ばれる咒物は、雛人形つまり母子の形代(かたしろ)から派生したものと思われます。 #0090【「雛祭り」の本来の意味】>> これは、布を縫い合わせて中に綿などを入れ、小児が這う姿に似せて作ったもので、天勝(あまがつ)ともいい、俗にはコケシとも呼んで、今でも東北地方ではこれを木で作る風習が残っています。しか
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0090 2011.3.3
「雛祭り」の本来の意味
|
雛祭りの供え物の中には白酒がありますが、往古は桃酒でした。桃酒はまた桃花酒ともいいますが、これは酒に桃花を浸して飲むもので、邪気を去り、顔色を鮮悦にして百病を除く効験があるといわれています。酒そのものに邪気祓いの効果があるのは植物の霊長である稲の精であるからで、稲という名の由来は生命の根(イノチノネ)の意味であり、これを精(しら)げた米を洗米
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
#0068 2010.11.25
達人の境地とは?
●
|
技芸にせよ、スポーツにせよ、何にせよ、すべての心身の力点が気海丹田であることは、説明の形式こそ異なりますが、古来よりさまざまな方面で語り継がれてきたことです。 #0064【臍の霊的存在意義】>>
そして、それは単なる「語り継ぎ」だけではなく、一つの修練として諸道・諸芸の極意とされてきました。 マニュアルに沿った人工的な「ぎ
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0067 2010.11.20
福寿を無量に得る呼吸法
●
|
佚斎樗山(いっさいちょざん)先生(1569-1741)は『収気之術』で、さらに次のように述べられています。 #0066【気力を充実させる法】>>
「心と気はもと一体で、気は形の間を巡って心の用をなし、心は霊です。霊は形なくしてこの気の主たるものです。気を修する時は心も自ずと安らかで、気が収まったならば気を活かすべきです。情気に引かれてはい
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
#0065 2010.11.10
玄気があれば何でもできる
●
|
胎児が分娩とともに臍帯(さいたい)を切断されると、臍(へそ)はもはや単なる前世紀の遺物として、天然記念物的な存在になってしまうのでしょうか? #0064【臍の霊的存在意義】>>
人身の先天的機関ともいえる人間の臍は、単に木から落ちた果実のヘタのような存在ではありません。日本古学において、人間の生命力の根源を臍を中心に説いてい
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
#0063 2010.10.31
幸福な人生をおくるために
|
人間として生まれてきた以上、「幸福になりたい」という想いは誰もがもっているはずです。その「幸福」とは各個人によって異なり、また時と場合によっても変わるでしょうが、およそ人間の幸福として最も根本的なものは「寿」と「福」でしょう。
「寿」とは一言でいえば、健康に恵まれ命長く、無病息災に天寿を全うすることで、誰もが念願するところです。わたした
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0047 2010.8.9
祈りのメカニズム(6)
●
|
古代中国の晋(紀元前1100年頃~紀元前378年)の時代、六卿の一人であった中行文子の国がまさに滅びようとしていました。そこで祭祀長を呼びつけ、「君が毎日我国の繁栄を祈祷(きとう)しているのに、なぜこんなことになってしまったのか。神への供え物が足りないのか、それとも君の祈祷が悪いのか」と大いに責めました。そこで祭祀長が答えました。
「先君
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0046 2010.8.4
陰徳を積む
●
|
日本国憲法第一条には、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」とありますが、日本国民でさえも、天皇陛下の仕事のことを詳しく知る人は少ないようです。
天皇(やまとことばではスメラミコト)とは、日本国に君臨する国王ではなく、また民を支配する皇帝でもなく、敬神(神を敬い先祖を敬う
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0045 2010.7.30
祈りのメカニズム(5)
●
|
正神界に属する神が人の魂を助け、また黄泉国(よみのくに) #0006【太陽と月と地球の関係】>> に属する邪神が人の魄をそそのかせることについては、中国で書かれた『太上感応篇(だじょうかんのうへん)』に、次のような逸話が記されています。
昔、中国の宋の時代(960-1279)に清泰寺という寺院があり、そこに光孝安禅師という禅宗の僧侶が住
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
#0043 2010.7.21
祈りのメカニズム(3)
●
|
『史記』の著者である司馬遷(しばせん)は、古代中国の前漢(紀元前206~8)の時代の作家ですが、彼は次のような言葉を残しています。
「天は人のはじめであり、父母は人のもとである。それで人は窮(きゅう)すると必ずもとへ復(かえ)るものだ。だから苦労して悩みあぐねた時、未だかつて上天を呼ばない者はない。惨憺(さんたん)と心が痛む時、どうして父母の名
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
#0023 2010.3.31
この世界だけがすべてではない
|
わたしたちが日常生活をおくっているこの世界を、やまとことばで「あらわよ(顕界)」といい、わたしたちの五感で感知できない異次元世界を「かくりよ(幽界)」といいます。そして宮地水位先生の『異境備忘録』に「幽界は八通りに別れたれども、またその八通りより数百の界に別れたり」とあるように、この幽界には、尊い神々の世界をはじめ、神の眷属(けんぞく)の世界
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0022 2010.3.24
豆ツ魔の伝承
●
|
話のついでに、「豆ツ魔」と呼ばれるものについても言及しておきたいと思います。豆ツ魔は、まれに人の肉眼にも触れることのある霊物で、その形状は人間と同じですが、ただ身長は10~15cmほどで甲冑(かちゅう)を身にまとい、槍(やり)や太刀を持ち、小さな馬に乗って多数現れ、合戦をしたり、種々の業(わざ)を現して幼児を誑(たぶら)かして悩ませます。これ
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0021 2010.3.18
悪念妄想の正体(3)
●
|
人間として肉体生活を続ける限り、三尸(さんし)は、断っても断っても不死鳥のように化生してきますが、これを庚申(かのえ・さる)の夜ごとに(下尸は60日ごとに、中尸は120日ごとに、上尸は180日ごとに)幽中に交わることを阻止し、斬死させて好悪伐命の根元を断つことに努力を重ねるのと、あきらめてその成長を放任するのとでは雲泥の差があることは明らかで
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0020 2010.3.12
悪念妄想の正体(2)
●
|
もともとこの三尸(さんし)という霊物には使命が二つあることが伝えられています。 #0019【悪念妄想の正体(1)】>> まず一つは内在の魔物として人をそそのかし、好悪伐命に仕向けることですが、もう一つの使命は十二支十干でいう庚申(かのえ・さる)の日(年・月・日・時刻において、十二支と十干が循環しており、庚申という日は60日に一度
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
#0016 2010.2.22
人間の本性は善か悪か?(2)
●
|
また、魂のはたらきを性(やまとことばではココロネ)といい、魄のはたらきを情ともいいますが、これだけ聞くと、情というものは悪しきものであると思われるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。 性にしたがう情であれば、つまり魄が魂にしたがっているわけですから、これは人間にとって最も善い状態といえるでしょう。しかし性にしたがわない情は、
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0015 2010.2.17
人間の本性は善か悪か?(1)
●
|
人間の本性が善であるか悪であるかについては、主に儒教などで語られてきましたが、日本古学では次のように説かれています。
実は人間の霊魂の活用には、魂(こん)と魄(はく)の二種類の区別があります。魂魄(こんぱく)というのは漢字の音読みですが、これをやまとことばでは、魂を「みたま」あるいは「をだましひ」、魄を「みかげ」あるいは「めだましひ」と
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
#0013 2010.2.4
「生まれ変わり」の事実(1)
|
人の霊魂には、はじめて神霊の一微分子を付与されて生まれてくるものもあれば、往古より歴代のあいだに、すでに人間として生まれた霊魂が、寿命を終えて一旦幽界へ帰り、さらに再生してまた人間界へ生まれてくるものが存在することが伝えられています。 #0009【生命が宿る瞬間】>>
平田篤胤先生の『勝五郎再生記聞』には、文政五年(1822年)、
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
 |
#0010 2010.1.20
「死」と呼ばれる現象
●
|
日本古学によれば、人は死亡と同時に天国へ昇ったり地獄へ直行したりするものではありません。また、よほどの悪行をはたらいて悪因縁をつくった者とか、恨みや憎しみの念で凝り固まった者、あるいは自殺をはかった者でなければ、死の直前の苦痛というものはほとんど感じないのが普通です。ただ、生前に霊魂の存在とか死後のことなどにまったく無関心だった人は、自分が死
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
#0006 2009.12.29
太陽と月と地球の関係
●
|
ここで、日本古学の見地からみた太陽と地球と月の関係について、簡単に説明しておきたいと思います。 太陽系の成立に関しては、まずビッグバンの後に太陽が結び成され、それから各諸星が細胞分裂のように太陽から分離したという説が伝えられています。つまり太陽と各諸星は母子のような関係にあり(そのため各諸星は太陽のまわりをずっと旋回しています)、太陽の黒点
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
|
 |
#0004 2009.12.25
わたしたちの生命は太陽と同質?
●
|
日本語では同じ意味合いで「ヒ」と発音するものが三種ありますが、それは日(ヒ)と火(ヒ)と霊(ヒ)です。これは中国から漢字が伝来して以来、太陽を意味するヒには「日」の字を当て、煮炊きなどに用いるヒには「火」の字を当て、産霊(むすび)などに用いるヒには「霊」の字を当て、日、火、霊とそれぞれ漢字の当て方は異なっていますが、もとの「ヒ」の意味合いはすべて同じです。(「産霊(むすび)」とは、宇宙に散在する素粒子を集めてそれを結び成し
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0003 2009.12.25
「たましひ」の響き
|
日本では、中国から漢字が伝わる以前、「やまとことば」といわれる、いわゆる「ひらがな」が使われていましたが、この「ひらがな」は一音でも発音が可能な音節文字で、その一文字の波動にもさまざまな意味が込められているため、「言霊(ことだま)」ともいわれています。ここではその言霊学によって、霊魂について講究してみたいと思います。
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0002 2009.12.25
森羅万象を説く「五元」の説
|
人類は古来より、目の前にある自然界の事実や、あるいは宇宙間に存在するすべてのものごとを研究し、説明を試みてきましたが、各国々によってその表現方法は異なります。現在の物理学では、水素・酸素・炭素・窒素を四大元素とし、それからさらに細密に分析すれば、百数十の元素に分類されます。そして、この元素に「エネルギー」という概念を加えてあらゆる現象を説明しています。
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |
#0001 2009.12.25
往復循環の法則という自然の摂理
|
日本古学の自然の摂理によると、宇宙間のすべての存在は、何もかも往(ゆ)きては復(かえ)り、復(かえ)っては往(ゆ)きして、まるで端のない輪のように往復循環しています。たとえば、月は満ちては欠け、欠けてはまた満ちて、満ち欠けが交代しながら循環しています。1日を見ても、日の出とともに明るくなり、日の入りとともに暗くなって、昼と夜とが繰り返されています。
|
|
カテゴリ:玄学の基本 |
続きを読む>>
|
|
|
|
|
 |