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以前の記事 : 2021年12月
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#00753 2021.12.28
奇蹟の書(28) -怪音の実例-
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大正九年のこと、北海道石狩郡夕張村の小学校で、宿直室の戸がトントンと誰か人が来て叩く様な音がする。最初は風か鼠の為に起こる音だと思って、何時も三人居る宿直員は別に気にもしないで居たが、三夜も四夜も決まった様に定時刻にその音が聴こえるから大に怪しみ、勇気のある一人の宿直員がその音のするのを待ち受けて、直ぐに戸を開けて出て見ると何人(なんびと)も
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#00752 2021.12.22
奇蹟の書(27) -怪音-
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怪しい音響の音源や場所は不明であるけれど、人間に或る注意を促し、または思想の通達を企てるときに、コツコツ、コツコツと云ふ叩音(ラップ)、またはガンガンと金槌でも敲(たた)き立てるやうな音響を立てる。 そしてそれ等の音の起こる場所は壁だの、天井だの、床だの、テーブルだの、または庭の立木の幹等と想はれるけれど、実際のことは判然せぬ。またこの種の
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#00751 2021.12.16
奇蹟の書(26) -幽霊写真の実例-
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<幽霊写真の元祖> 世界で最初の幽霊写真を出した人は、一八六九年の頃ニューヨークのマムラーと云ふ霊媒質の写真師であった。大に流行して高評になると詐欺師だとて告発されたが、公判廷で判事の用意した写真機に軽く手を当てただけで、現像すると模糊として不明の人間の半身が現れたので、真正の幽霊写真だと判決されて面目を施した。
(フランスにビジュエと云
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#00750 2021.12.10
奇蹟の書(25) -幽霊写真-
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霊魂の実在を認むべき事件として、霊の能力に基く理学的現象なるものがある。目今のところ心霊研究者に知られてゐるのは、幽霊写真、霊体の模型取り、怪音、楽器の独鳴、直接発話等である(超科学ともいふべき怪奇極まるものは後章に記す)。
これ等の現象は、最初は霊が偶然的に演出したものもあるけれど、後には研究者への幇助(ほうじょ)として霊の好意で為さ
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#00749 2021.12.4
奇蹟の書(24) -霊感筆記の実例・下-
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<例九・欺瞞の霊筆記> 霊感筆記の内には、時折り途方もない大嘘を書いたのが飛び出す。そのものを証拠に心理学者や哲学者等が霊を信じないのは尤もだと言はねばならぬ。虚言を消息(たより)にして聞かせる霊は霊でなく、ヒステリカルや自己催眠状態にあるとき、内潜の空想が手を通じて種々の戯曲的な幻影を出して見せること、恰(あたか)もタワイも無い夢を見せるの
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