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以前の記事 : 2021年8月
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#00733 2021.8.30
奇蹟の書(8) -遠感・透視・遊魂-
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俗歌に「死んでも生命(いのち)があるやうに」といふのがあるが、これは恋仲の両人が情死をしたいといふ心になっての願望を茶化して唄ったもので、作者は無論のこと死後の生命を信じてゐるのではないのだ。 然るに近年勃興した心霊科学で、人は死後にも生命があることが確実になったのは、いはゆる世紀の驚異である。しかし一般の唯物学徒は先入主に捉へられて、頑と
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#00732 2021.8.24
奇蹟の書(7) -化精-
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心霊原素の本源に就て世の霊魂学者は頭を悩ましたが、大部分はエーテル的であると見做(みな)したことは前項に説いた如くである。吾人(ごじん)も嘗てはその種の考へを持ってゐたが、勿論エーテルは二様の結合形式を持って居て、その第一次のものが心霊要素を為し、第二次のものが物質原素を作るのだらうと想定をしてゐたところ、これも人間の想像たるに過ぎないことが
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#00731 2021.8.18
奇蹟の書(6) -人体光線-
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心霊体が光輝ある電磁性の放射物を有することの発見者は、イタリアの科学者ライヘンバッハであった。それは今から約六十年前のことで、彼の研究は当時一部の人に驚異的な好奇の熱心さで実験を重ねられてゐた催眠術の応用に基いた発見であった。 ライヘンバッハが心霊体から色のついた光線が放射されると言ったのは、自身が視たものではなくその実験人たる被催眠者の心
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#00729 2021.8.6
奇蹟の書(4) -心霊体と肉体の結合-
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抑々(そもそも)心霊なるものは頭脳の一局部に偏在するものではなく、肉体の全部に遍満充実し、肉体と同様の形状を保持する一種の精気体で、その感受性は肉体に於けるが如く、要所々々で度を異にする。これはその組織の霊細胞の配列と密度との関係であって、原形質の優劣に依らぬらしい。その証拠は、修練によって局部の感受性を左右することが可能であることにある。
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