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以前の記事 : 2019年5月
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#00596 2019.5.30
生類の霊異(29) -狐(古人の記述・下)-
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狐の妖魅を為すこと、和漢珍しからず。我、雪中にはあかりを取らん為、二階の窓のもとにて書案に倚(よ)る。 或る時、故人・鵬斎先生より菓子一折を贈らる。その夜寝んとする時、狐害を慮り、菓子折を紵縄(あさなわ)にて縛り天井高く吊り置きたり。さて朝に見れば、くゝしたる縄は依然として元の如くにて、菓子折は人の置きたるやうに書案の上にあり、披(ひら)き
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#00595 2019.5.24
生類の霊異(28) -狐(古人の記述・上)-
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余(よ)が同邑(どうゆう)の百姓・二郎兵衛と云ふ者、或る夜、深更(しんこう)に及びて家に帰る。道に火ありて、人火に類せず。肝壮なる男なれば、足音を静めて近づき見れば、一疋の狐、火把(ひたば)を堤の上に置き、水涸(みずか)れの小川の魚を拾ひ食ふ。 二郎兵衛その火把を取り、狐を脅かし走らしめ、家に帰りこれを見れば、年経たる牛の脛骨(けいこつ)あ
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#00594 2019.5.18
生類の霊異(27) -狐(淫蕩性及び防衛的武器)-
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狐は淫獣で、美男美女に化けて人を烝(おか)すと云ふ伝説は昔から多く、我国のみならず支那・朝鮮にもあり、殊に支那には頗(すこぶ)る多い。 狐の烝人(じょうじん)行為を事実として考察する時は、狐と人とは心霊素質に共通の或るものがあるとせねばならぬ。動物にして烝人行為を為すは、狐の外に河童と蛇、稀に猿が伝へられて居る。 #0577【
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