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以前の記事 : 2018年8月
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#00551 2018.8.29
東王父・西王母伝(8) -群仙の王母-
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こゝに西王母の御愛慈を窺ひ奉るに足る一佳話があり、道史にも昭々たる故事でありますから、今その要点を和訳しつゝ所見を述べたいと存じます。 それは、彼(か)の『漢武帝内伝』に於ける王母の御行蔵であります。漢の武帝は景帝の子で姓は劉、名は徹、幼少より神仙の道を好みましたが、即位するに及びて常に名山大川の神に祷祈して神仙を求めました。
元封(
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#00550 2018.8.23
東王父・西王母伝(7) -幽事の機微-
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黄帝に老子と云へば、神仙道を黄老の道とさへ称するほどに道家の双璧と讃へられておりますが、その黄帝と老子に教化を垂れられた大神仙は外ならぬ九天玄女大素元君即ち西王母であります。
この事跡は『黄帝本紀』や『老子中経』を一見しても著明でありますが、尚『王母伝』に「元始天王、授クルニ亀山九天之録(きざんきゅうてんのろく)ヲ以テシ、万霊(ばんれい
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#00549 2018.8.17
東王父・西王母伝(6) -群品を養ふ-
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次に「九霊」といふは、また「九光」とも云ひて、これは元始天王(高皇産霊神)が西王母に授くるに亀山九天之籙を以てし、万霊を制召(せいしょう)し真聖を統括するの大権を委(ゆだ)ね給ふによるので、西王母の別号を九霊亀山金母とも九光亀台金母とも九光西王母とも九天玄女とも称するのは、この九天之籙を掌り給ふに由縁するのであります。 #054
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#00547 2018.8.05
東王父・西王母伝(4) -神仙の幽境-
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西王母の事はその伝に、「在昔(むかし)、道気凝寂(ぎょうじゃく)ニシテ湛体(たんたい)為スコト無ク、将(まさ)ニ玄功ヲ啓迪(けいてき)シ、万物ヲ化生セント欲シ、マズ東華至真ノ気ヲ以テ化シテ木公ヲ生ズ。木公ハ碧海(へきかい)ニ生レ、陽和ノ気ヲ以テ主トシテ東方ヲ理(おさ)ム。マタ号シテ王公ト曰フ。西華至妙ノ気ヲ以テ化シテ金母ヲ生ズ。金母ハ神州ニ生
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