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以前の記事 : 2021年7月
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#00728 2021.7.31
奇蹟の書(3) -無霊観と有神観-
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植物にも知覚があり、また軽微なれども意識の痕跡が見られ、また睡眠もあることは、既に前世紀の末から一流の植物学者に認められてゐる。また鉱物も生長増量し、人間の工作にかゝってからも弾力、疲労等の痕跡が明らかに見られること、恰(あたか)も人間や他の生物なみであることも既に証明されてゐる。
更にまた十数年前から、人類、動植物、土石一切の自然物に
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#00727 2021.7.25
奇蹟の書(2) -心霊科学-
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吾人(ごじん)人類の個体の中心生命は心識(心霊)であって、体躯はその外殻である。心識は実に大宇宙の生機の和凝(にごもり)で、至美至精の妙構を蔵し、万生の霊長たるの素質が賦与されてゐる。凡そ現象界に於て最も確実の存在は自己であるが、人は肉体の失活=死と共に永遠無窮に絶滅するものであらふか。
一般の科学人は人間に限らず、あらゆる生物の体躯が
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#00725 2021.7.13
真誥(9) -恩師との別れ-
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然るに予が師はこの都に至る暫くの別れと聞くに付、当七月右見立として山籠、吾より外(ほか)に十三名の見立つるあり。又御迎へども数多(あまた)これあり。その数測り難し。この次第を明らかに著したしと雖(いえど)も、師の遺言もこれあるに付、書に泄らすことを恐る。敬神の人々は面謁を遂げその微なるを物語るべし。
予が師は照道大寿真(しょうどうだいじ
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#00724 2021.7.7
真誥(8) -北天の都-
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浪花なる水野南北の書に、食究まらざる者はたとひ長命の人相あるとも短命の相に替るとあり。又短命の相たりとも三度の食を究め、朝三椀なれば昼夕も三椀ずつ、朝二椀なれば昼夕も二椀ずつ、これを慎めば長命の相に変る。それのみならず食究まれば貧相も福相に替る。酒も一合余の日酒を用ゆる人は乱食に均し。猪口(ちょこ)二、三杯は薬とも雖(いえど)も、寿人は一杯も
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#00723 2021.7.1
真誥(7) -仙薬-
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唐土より当御国を見て、太平の人に仁ありと云ふこと漢の書にあり。これは太平の御代と云ひし事と思ひしにさにあらず。その註を師に聞くに、東に日の出るを太平と云ふ由(よし)、則ち太平は当御国なり。仁は則ち神なり。依りて天朝の御在宮も東に御定めのことやと恐れながら相伺ふ。たとひ万国を御廻り給ふとも必ず又東へ御帰宮は、日の大御神の東より御廻り給ひて又東に
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