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#00284 2014.3.21
『幽界物語』の研究(54) -日本の行末-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「世に裸参りといって、除夜や節分に下賤の輩(やから)が寒中に行水し、そのまま腰に注連縄をまとい、鉢巻をして諸神社へ拝礼することが風俗としてありますが、裸で神前へ詣でることは不敬であるとして神たちは嫌い給わないので
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#00283 2014.3.15
『幽界物語』の研究(53) -神仙界について-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「お前は海中の仙境へ行ったことはないのか。」

幸安 「師の利仙君の説に、海中の神境は山中の仙境と大いに異なる界で、これはその筋でなければ往来は致し難いとのことです。」

 「海中の神境」とは海宮神界のことですが、宮地水
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#00282 2014.3.9
『幽界物語』の研究(52) -諸々の霊的事実-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「世に伝わる玄門の書に、人身の中には三尸(さんし)九蟲(きゅうちゅう)というものがあって、庚(かのえ)申(さる)の夜に人の罪悪を天曹に申すとあります。この三尸九蟲は実に人々にあるものでしょうか。また、甲子祭や庚申
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#00281 2014.3.3
『幽界物語』の研究(50) -菅原道真公のこと-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「天満大自在天神と申す菅原大神の御本体は何れの境に在られるのでしょうか。また、鞍馬の僧正坊は何人(なんびと)の霊でしょうか。狗賓(ぐひん)というものはどのような意味でしょうか。天狗は俗称でしょうか。」

利仙君
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#00280 2014.2.25
『幽界物語』の研究(50) -源義経公のこと-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「唐土の風俗で、五月五日に関聖帝・鐘馗(しょうき)大神を祭ることを伝え聞きました。皇国では兜人形を飾りますが、軍神などを祭って偽事を改めることはいかがでしょうか。相当の御神名を承りたく存じます。」

利仙君より
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#00279 2014.2.19
『幽界物語』の研究(49) -楠木正成公のこと-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「加藤清正公、楠木正成公、平清盛公などの幽界での様子はいかがでしょうか。」

利仙君より答 「清正公は、御本体は神仙の方に留まって、分形は仏仙の方にもある。正成公は身柄の宜しい神仙で、祭る所の社に留まられている
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#00278 2014.2.13
『幽界物語』の研究(48) -徳川家康公のこと-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で利仙君に問 「東照神君(とうしょうしんくん)家康公はどこの幽境におられるのでしょうか。また、東照大神君の左右に配する日光大神君及び日吉大神君は、幽界にては実は何と申す神でしょうか。」

利仙君より答 「東照君家康主
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#00277 2014.2.7
『幽界物語』の研究(47) -歴史上の人物の霊魂の行方-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「先年、米穀高価の時、大阪市中を焼き払った大塩平八郎家忠の屍(しかばね)を埋めた地より異虫が数多(あまた)出たのは、魂が虫に成ったのでしょうか。その後、度々火災があるのは彼の業(わざ)か、党類の荒(すさ)びか、い
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#00276 2014.2.1
『幽界物語』の研究(46) -山霊と成った人々-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「鞍馬山の僧正坊(そうじょうぼう)と呼ばれる方を知っているか。」

幸安 「師の利仙君に付いて空行する途中で鞍馬山の僧正坊と申す山霊(やまのかみ)に逢ったことがあります。」 #0235【『幽界物語』の研究(5) 
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#00275 2014.1.26
『幽界物語』の研究(45) -人霊の行方-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「人界で格別徳も無い人をいささかの功によって社を建て、神として祭ってある場合があるが、これらは幽界ではどのように成っているのか。」

幸安 「人界で神と定めて物を供え祈り祭る時は、その祈りの功によりそれなりの神には成ります
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#00274 2014.1.20
『幽界物語』の研究(44) -幽顕の理-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「お前は現界においても愚賓(ぐひん)などが眼に見えることがあるのか。」 #0236【『幽界物語』の研究(6) -愚賓・鬼とは?-】>>

幸安 「夜中に往来する時、見ようと心を定めれば、愚賓がいる時は姿が見えます
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#00273 2014.1.14
『幽界物語』の研究(43) -幽界の禍物-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「お前は狐が化けたものを見たことはあるか。また、人間に病を与える疫鬼などについて知らないか。」

幸安 「私が赤山より師仙に同行して井口村という所に行った時に、川の真ん中に田のある所があり、その地に狐が二、三匹いました。私
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#00272 2014.1.8
『幽界物語』の研究(42) -仏説について-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「異国の道で、某(なにがし)の鬼神、某の仏などという中には、一身に数頭あるもの、手足がいくつもあるもの、五体より火炎の出るものなどを作り、あるいは白沢貌天狗などの類があるが、幽界にはこのような姿の神仏もあるのか。」

幸安
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#00271 2014.1.2
『幽界物語』の研究(41) -穢れを忌む-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境で穢れを忌むことについてはどうか。」

幸安 「物の穢れは厳重に忌みます。清浄を第一とし、人の名にも清の字(あざな)などを用いるほどです。」

 幸安が仙境に入ると現界にいる時より肌が美しく清くなり、頭痛や腹痛など
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#00270 2013.12.27
『幽界物語』の研究(40) -現界の罪-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「雨・風・雷鳴など天気が勝れないなどと云うのはもったいのないことでしょうか。また、貧・苦・病難を憂い、かつ物事を深く案じ、苦労心配をすることについてはいかがでしょうか。」

利仙君より答 「神の御所為を思わず、
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#00269 2013.12.21
『幽界物語』の研究(39) -神罰-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「人界で強盗や殺害、諸々の悪事をなす輩(やから)を仙境より罰する法令はあるのか。」

幸安 「どれほどの悪行をしようとも人界には人の君よりその刑罰の定法があるため、一切構うことはありません。しかしながら、神幽の道を害する不
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#00268 2013.12.15
『幽界物語』の研究(38) -自然現象の幽理-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「風が吹くのはどういう理(ことわり)なのか。」

幸安 「風は自然に起こるものではなく、神仙の術を以てする幽理で、禁戒のことであるため一切申し上げることはできません。」

 日本古学の五元の説によると、無形に属する風と火
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#00267 2013.12.9
『幽界物語』の研究(37) -現界の生類-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙人が乗り物にする鳥獣や幽界の生き物は人界の生類と同様なのか。」 #0238【『幽界物語』の研究(8) -仙たちの飛行-】>>

幸安 「仙人が使うのは皆幽冥に入った生き物で、人間の目には見えません。現界の鳥獣
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#00266 2013.12.3
『幽界物語』の研究(36) -現界の神社-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

本居弥四郎内遠主より書簡で問 「当国の神名帳(じんみょうちょう)に出ている往古にあった神社で、亡んで今はその跡も知ることのできないものも多いのですが、その祭られてあった神たちは今どこに坐(ま)してどのようにされているのでしょうか。また
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#00265 2013.11.27
『幽界物語』の研究(35) -産土神について-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「私や次順のように仙君様の教え子になった輩は、人界での命終の砌(みぎり)は幽界の神使の御来迎があるとのことですが、常に御見通しではないはずで、もし急に死んだ時はいかがでしょうか。しばらく我が家にいるのでしょうか。
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#00264 2013.11.21
『幽界物語』の研究(34) -前世の因縁-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「人間(じんかん)に、幼少より早く諸芸などに上達し、抜群に行う者がいるが、どうか。」

幸安 「それは前世において修行の功を積んだ人々が生まれ変わった者です。人界で諸芸学文などをよく習い得た者は、幽境に入ってから功となりま
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#00263 2013.11.15
『幽界物語』の研究(33) -寿命について-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「人間の寿命の長短は定まっているのか。」

幸安 「寿数は定めがありますが、それを不養生や横難によって縮める者が多いです。」

参澤先生 「定寿よりも長く生きる術はないのか。」

幸安 「仙境に術はあります。その行を勤め
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#00262 2013.11.9
『幽界物語』の研究(32) -夫婦の縁-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

茨木先生・島田幸安・参澤先生より書簡で問
「清玉異人童(幸安)が後に幽界往来を止めた時は、またこのような仙童を世に拵(こしら)え給うのでしょうか。清玉一人に限るのも不自由と存じますが、いかがでしょうか。
 さて、利信(参澤先生)・次
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#00261 2013.11.3
『幽界物語』の研究(31) -茨木先生の入門-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 :私と共に神の道を学んでいた茨木英寿村親が、私と同じように清浄利仙君に入門を希望したため、次のような願文を幸安に託した。

「私は若年より仙道を懇望し、神祇の道を尊信仕え奉り、昨年より清玉異人(幸安)に逢い、また我が師・利
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#00260 2013.10.29
『幽界物語』の研究(30) -書画について-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「掛け軸は何を認(したた)めるのが正当でしょうか。また、人家に床の間というものがあり、掛け軸を掛け、花を活けたりするなどは、いつの頃より始まったのでしょうか。」

利仙君より答 「掛け軸は神名霊文を認めて拝祭の
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#00259 2013.10.23
『幽界物語』の研究(29) -夢について-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「この度、清玉異人(幸安)を使いとして神幽の実教を人間(じんかん)に伝え、不信の輩(やから)を諭し給うということですが、このような大事は必ず王侯の身に託するべき道理ではないかと存じますが、いかがでしょうか。また、
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#00258 2013.10.17
『幽界物語』の研究(28) -参澤先生の霊的体験-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「弘化二(1845)年正月二十四日の夜、夢の中で前年十一月十九日に死んだ駒木根(こまきね)又一久富(またいちひさとみ)の家宅に参りました。かねて心に掛けていた幽冥のことを問い試みようと思い、家の裏口から竹垣の上を
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#00257 2013.10.11
『幽界物語』の研究(27) -幽境に通じる神拝の詞-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「現界の人間が諸尊神仙を礼拝する言葉が幽境に通じることはあるのか。」

幸安 「人界の礼拝祈念の言葉は幽界へよく聞こえます。私が九州赤山にいた時、現界の礼拝の言葉が風に響いて遠音に聞こえたことがあります。」

 心中の想
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#00256 2013.10.5
『幽界物語』の研究(26) -積徳について-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「私は軽い仕官で小身であり、家人が多いため内業も致したいのですが、幼少より諸人のためになることを致したい志願があり、農・工・商の業は好きではありません。ただ神教幽顕の大道によって人を導こうと存じ、その書を広め、か
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#00255 2013.9.29
『幽界物語』の研究(25) -参澤先生のこと-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生より書簡で問 「私は世の貧困なる善人には銭財を施し、生類の苦難を助けたい願望を持っておりますが、皆銭金のいることでございます。今は親子七人で、四人の子を養い、芸能・縁組・仕官など追々銭財の入用が多く、親族郷党の付き合いの雑費も
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#00254 2013.9.23
『幽界物語』の研究(24) -平田篤胤大人のこと-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 :我が師、平田大壑(たいがく)先聖は徳行高く、幽界においても神仙の官に登られているとのことで、十一月二十一日の夜、清浄利仙君より幸安を以て申されるには、かの人は今、伊勢国・海幽山の神仙となって、前の本居宣長翁を始め、神教学の
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#00253 2013.9.17
『幽界物語』の研究(23) -参澤先生の入門-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 :幸安より、「利仙君が私に申しますには、参澤宗哲という者はこれまで度々問条を差し越してきているが、今後は同人より入門誓約の願を差し出すように」とのことで、清浄利仙君に対して次のような入門誓書を幸安に託した。

現界紀伊国若
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#00252 2013.9.11
『幽界物語』の研究(22) -出雲の大神-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「世に、十月には諸国の神たちが皆出雲大社へ集会し給うことによってこの月を神無月というが、出雲国だけは神在月という。実にそのような理(ことわり)が有るのか。」

幸安 「このことは師の利仙君より承っています。毎年十月には、諸
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#00251 2013.9.5
『幽界物語』の研究(21) -仙境の祝い事-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「幽界で年始や五節句などを祝うこともあるのか。」

幸安 「年始や五節句の祝い事はあります。とても厳重です。その節は衣服を改めます。
 九州赤山では正月元旦に年賀があります。利仙君を始め仙人は赤色の服を着て、山人は黄色、異
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#00250 2013.8.30
『幽界物語』の研究(20) -女仙の姿-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「女仙などを見たことはないか。」

幸安 「清浄利仙君に伴われ、海上を空行して西域あたりへ参った時、女仙人を見ました。その姿は、髪を結い、頭に鳥の形をした飾りを装っていました。左右の手首と腕にも飾りの輪を入れています。服は
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#00249 2013.8.24
『幽界物語』の研究(19) -神々のこと-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙人が各地をご巡見されるとのことだが、何のためにされるのか。」

幸安 「日本国中所々の決まった山々にお勤めに参ります。この紀伊国では、毎年三月七日、八日の頃より花山へ一ヶ月間、利仙君がお供の官人を召し連れてお越しになら
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#00248 2013.8.18
『幽界物語』の研究(18) -仙境の神拝-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境にも毎朝拝神するようなことがあるのか。また、御霊代(みたましろ)、幣帛(へいはく)、御鏡(みかがみ)のようなものはあるのか。」

幸安 「九州赤山には、とても綺麗な神棚があります。御床には青真小童君少彦名神(せいしん
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#00247 2013.8.12
『幽界物語』の研究(17) -幸安の薬術-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「お前が家業とする医法の薬種はどのような品々なのか。」

幸安 「薬種は多くあります。顕幽両界の品を組み合わせて製法します。現界の薬種は薬店より買い入れ、幽界の薬物は使い切り次第、仙境へ取りに参ります。ただし薬山より九州赤
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#00246 2013.8.6
『幽界物語』の研究(16) -幸安の使命-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「お前はこの人界においても何か禁戒のようなことがあるのか。五辛酒肉は食べるのか。」 #0240【『幽界物語』の研究(10) -仙境の生活-】>>

幸安 「五辛酒肉も食べますが、断物は獣肉食と灸治です。師仙君が申さ
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#00245 2013.7.31
『幽界物語』の研究(15) -幽界の動植物-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「六畜(馬・牛・羊・犬・豚・鶏)を飼うことはあるのか。また鳥獣はどのようなものを見たか。その様子は人界のものと違うのか。」

幸安 「六畜は存在しません。狼、熊、野猪、猴(猿)、狒々(ひひ)、兎、山鼠(ねずみ)などがいます
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#00244 2013.7.25
『幽界物語』の研究(14) -神法道術-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境で、仙人が水火に入るような奇術を見たことはないか。また、お前もかの境ではそのような術ができるのか。」

幸安 「今年六月七日より当国有田の石垣山へ参ります。この山は美幸山と名付けられていますが、そこで紀法仙人と申すお
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#00243 2013.7.19
『幽界物語』の研究(13) -仙境の修行-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境では苦行を勤めるようなことはないのか。」

幸安 「誠に恐ろしい行があります。私も所々の山中谷々で、水・火の苦行や断食の勤めをさせられたことが多く、中でも去る辛(かのと)亥(い)の年の四月頃は富士山に登り、大雪の中で
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#00242 2013.7.13
『幽界物語』の研究(12) -幽界文字の存在-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境にもこの界のように暑さを凌ぐ扇があるのか。机、筆、墨、紙などはどうか。文字の姿は。書籍はあるのか。」

幸安 「仙境には四季寒暑の苦は無いため、扇は用いません。机は高い唐机ですが、平らな岩の上でものを書くこともありま
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#00241 2013.7.7
『幽界物語』の研究(11) -詩歌について-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境に詩歌、管絃集会の遊びもあるのか。」

幸安 「仙境ではもっぱら詩歌を作ります。歌は三十一字です。詩は一章で、平仄(ひょうそく、漢詩を作る時に守るべき平声字と仄声字の配列)や韻字(句末で韻を踏む字)はありません。その
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#00240 2013.7.1
『幽界物語』の研究(10) -仙境の生活-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境にも厠(かわや)があると承っているが、幽界の人も現界の人のように両便も致すのか。」

幸安 「仙境の人も物を食うため、両便とも致します。私も厠に入った時に中を覗き見ましたが、井戸のように深くて底は暗く、どのようになっ
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#00239 2013.6.25
『幽界物語』の研究(9) -仙境の気候-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境にも昼夜や明闇はあるのか。また十二時の定めはあるか。また、かの界にいる時は一日あるいは一刻なども現界のように長短に思うのか。」

幸安 「昼夜共に明るいことは、この界の白昼のようです。日輪の出入りは見えますが、光を借
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#00238 2013.6.19
『幽界物語』の研究(8) -仙たちの飛行-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「お前が山人に誘われてこの家を出て行こうとする時、後ろを振り返って見ると、この家や瓦町、若山(和歌山)市中の人家など、眼下に見えるのか。空中に踏むべき雲があるのか。あるいは風が吹く時は絵に描かれた仙人のように冠の紐や衣の裾な
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#00237 2013.6.13
『幽界物語』の研究(7) -仙境の礼節-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生「仙境では人に礼する法があるのか。」

幸安 「人に礼するには、三礼の九礼、三礼の六礼、三礼の一礼と申す法があります。三礼とは三度額(ぬか)づくことです。私が師仙君に謁する時にも、下座で三礼し、次の間に入って三礼し、次の対面
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#00236 2013.6.7
『幽界物語』の研究(6) -愚賓・鬼とは?-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「愚賓(ぐひん)は魔境のものと聞いているが、仙境にもいるのか。」

幸安 「愚賓は卑しい別境のもので、仙家より支配は致しません。しかしながら、愚賓が官位する際は師仙の方へ拝謁に廻勤致します。愚賓は全て鞍馬山が本都で、そちら
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#00235 2013.6.1
『幽界物語』の研究(5) -幽界の位階-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「仙境の人と現界の人と、その形はどうだ。」

幸安 「仙境の人々が綺麗で貴いことは、この人間界より遥かに勝れています。私の名を仙境では清玉心異人(せいぎょくしんいじん)と申しますが、これは清浄利仙君が付けて下さった名前です
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#00234 2013.5.27
『幽界物語』の研究(4) -清浄利仙君の館-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「清浄利仙君はどんな館にお住まいなのか。」

幸安 「清浄利仙君の館は板屋根で、大竹を瓦のように葺き、柱は松樹を四つ割にして造られています。地は皆瓦敷きです。家造の彩色は黒と赤の二色を用い、とても綺麗に見えました。」

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#00233 2013.5.20
『幽界物語』の研究(3) -幸安の師・清浄利仙君-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「お前の師・清浄利仙君はどのようなお方なのか。」

幸安 「清浄利仙君と申すお方は、仁徳天皇四十一(354)年に幽界に入られ、人間界に出られた時の名は藤原平次と申して良い官人だったのですが、薬祖神(少名彦那神)の擁護によっ
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#00232 2013.5.14
『幽界物語』の研究(2) -幸安の幽顕往来-
『幽界物語』( #0231【『幽界物語』の研究(1) -概略-】>> )より(現代語訳:清風道人)

参澤先生 「お前は常々神仙の幽境へその身のまま往来するそうだが、どのような術を使って行くのか。」

幸安 「いつでも闇の夜、または暁の頃に、仙境よりお指図があって行くのです。大体十六日に参るように定められています。私の方より行きたい
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#00231 2013.5.8
『幽界物語』の研究(1) -概略-
 『幽界物語』(または『島田幸安仙界物語』)は、紀州藩の藩士・参澤宗哲明(みさわむねのりあきら)先生の著作ですが、平田篤胤先生による『仙境異聞』と共に、江戸時代末期における幽界研究の二大資料といえるでしょう。 #0136【『仙境異聞』の研究(1) -概略-】>>
 参澤先生は天保十一(1840)年、平田先生の気吹舎(いぶきのや)塾の門
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