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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
日本古学から学ぶ「自然の摂理」と「日本古来の精神」が次の豊かで健やかな世界を創るヒントとなることを願って。

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#00453 2017.1.3
『本朝神仙記伝』の研究(71) -米叟上人-
 米叟上人(べいそうしょうにん)は何人(なんびと)たるかを詳らかにせず、またその常住の所を知らず。よく音楽に通じて、その秘曲を知りたりと云ふ。

 土佐国の藩士に谷好井(たによしい)と云へる人あり、即ち谷秦山(しんざん)先生の後にして、今の谷中将の先なり。国学を以て名あり。
 嘗て京都に遊べる時、鞍馬山に於て米叟に遇ひ、催馬楽(さいばら)の、
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#00452 2016.12.28
『本朝神仙記伝』の研究(70) -足柄山五仙人-
 足柄山の五仙人は、正覚院(しょうかくいん)と云ひ、満善坊と云ひ、十全院と云ひ、養徳医師と云ふ。今一人はその名を知らず。皆、足柄山に住む仙人なり。孰れもその元何人(なんびと)たりしかを詳らかにせず。唯、養徳医師のみは、江戸日本橋の辺(ほとり)に医業を為したる者なりと云ふ。固(もと)より山中の隠者にして、絶へて知る者無かりしが、猟師・水原文五郎な
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#00451 2016.12.22
『本朝神仙記伝』の研究(69) -雲水行者-
 雲水(うんすい)行者はその姓名を知らず、また何国の人と云ふことを明かさず。諸人その名を問へば、唯「雲水の行者なり」と答へたりとぞ。僧か俗か詳らかならず。髪は後ろに長く垂れたりと云ふ。

 元文(げんぶん)年間より信州小諸領(こもろみね)の岩窟(いわや)の中に住みて、神妙の事ども多きにより、衆人信仰して、卜筮(うらない)咒術(まじない)等を頼
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#00450 2016.12.16
『本朝神仙記伝』の研究(68) -羽黒山千三仙人-
 羽黒山千三(せんざ)仙人は何氏なるを知らず。その名は千三郎、父は弥助、母の名、詳らかならず、陸奥国北上三本木(さんぼんぎ)の人なり。始め弥助、男子二人あり、兄を喜之助と呼び、弟を千三郎と称す。
 家貧にして二人を養育すること能(あた)はず、千三郎を伯楽の家に遣はしけるに、ある日帰り来りて、「己は伯楽を業(わざ)として世を渡らむこと好ましからね
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#00449 2016.12.10
『本朝神仙記伝』の研究(67) -霧島山六女仙-
 霧島山女仙は何人(なんびと)たることを詳らかにせず、またその来歴を知る由(よし)無し。善五郎、一名・政右衛門と云へる者を幽界に招き、数十年間使用したること有りしを以て、初めて世に知らるゝに至れり。

 今その梗概(あらまし)を挙げむに、まず政右衛門のことより云ふべし。政右衛門は薩摩国日置郡(ひおきごおり)市来郷(いちきごう)伊作田村久保園門
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#00448 2016.12.4
『本朝神仙記伝』の研究(66) -金獄新左衛門-
 金獄(かながだけ)の新左衛門は、その元、何国の者と云ふこと詳らかにせず。いつの頃よりか、甲斐国逸見筋(へんみすじ)なる金獄の深山に在りて変異を現はす。全体鬼形に化して、常にこの山岳を廻り、時に或は風雨雷電を起こし、その猛烈実に恐るべきものなりと云へり。逸見筋の農家、彼が怒りを恐れて新左衛門と云ふ名を付けたりとも云へり。 #023
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#00447 2016.11.28
『本朝神仙記伝』の研究(65) -荏草孫右衛門-
 荏草孫右衛門(えぐさのまごえもん)は、甲西逸見筋(こうせいへみじ)・荏草村の山中に居る異人なり。霊元天皇の延宝の頃までは、村人、山に入れば何処(いずこ)よりともなく来(きた)りて、樵夫(きこり)と等しく、斧を持ちて伐木(ばつぼく)の助力を為せり。その名を孫右衛門と云ふ。

 後、人に語りて云ひけらく、「我は元上州の生まれの者なり。壮年にして
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#00446 2016.11.22
『本朝神仙記伝』の研究(64) -京都仙翁-
 京都の仙翁はこれまた何人(なんびと)たるを知らず、同地大仏の辺(ほとり)に住める老人にてありきと云ふ。

 始め柳川三省(やながわさんせい)、この老人と折々往来して心安く交はりしかど、異なる人とも思はざりしに、ある時老人、三省に向ひて、「某(それがし)も殊の外(ほか)老年に及びたれば、この世に久しく存在(ながらう)べしとも覚えず、然(しか)
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#00445 2016.11.16
『本朝神仙記伝』の研究(63) -山中山三郎-
 山中山三郎は字(あざな)を丑之助、土佐国土佐郡高知城下の東北に住まひせし人なりと云ふ。寛文、延宝の頃のことゝか、山三郎、常に静閑を好みて紛擾(ふんじょう)を喜ばず、暇ある時は昼夜の分かち無く一室の内に閉じ籠りて、ある時は静座を為し、ある時は安臥(あんが)を為し、何か修行を怠らざる者の如くなれども、敢てその由(よし)を語らざれば、その所為の何た
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#00444 2016.11.10
『本朝神仙記伝』の研究(62) -信濃女仙-
 信濃の女仙は、その姓名を詳らかにせず、同国飯田領の人なり。この女仙の仙境に入りたることは、江戸市ヶ谷・自證院に住める西応房(さいおうぼう)と云へる道心坊に依りて世に知られたり。

 然(しか)るは、この道心坊は尾張国中島郡一宮の生まれにて、少年の頃より狩りを好み、飛騨国に行きて狩人と成り、信州は勿論、美濃、加賀、越前、越中等までも、山続きに
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