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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
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#00361 2015.06.27
『異境備忘録』の研究(46) -魔界-
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「悪魔界へは一度も入りたる事なし。されどもこの界の魔王どもは見たる事あり。第一を造物大女王と云ふ。面貌白く眉長くして黒く、唇は黄色にて身長一丈(約3m)ばかり、髪は二尺(約60cm)位立ち上りて、後に折曲して三方に散別して腰に至る。天地開闢の際、積陰の悪気(あしけ)凝結してこの女王となりしと云ふ。第二を無底海太陰女王と云ふ。面色赤く唇青黒く、髪赤黒くし
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#00362 2015.7.3
『異境備忘録』の研究(47) -神仙の御加護-
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「途中にて異人に遭ひたる時に行き違ひて後を見れば、忽(たちま)ちその形を見失ふなり。その行き違ふ時に異人に目を付け乍(なが)ら、漸々(ようよう)に見れば、その形も見ゆるなり。瞬(まばた)きをなし、或(あるい)は俄(にわ)かに見る時は、その形見えざるなり。或は天狗の美女となり山伏となりたる等は、鏡に写す時はその正体の見(あら)はるゝなり。」『異境
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#00363 2015.7.9
『異境備忘録』の研究(48) -生兵法は大怪我のもと-
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「天之真道風時吹男神(あめのまさみちかぜときふくおのかみ)、天之真道風聞姫神(あめのまさみちかぜききひめのかみ)、天之真道音於記命(あめのまさみちおとおきのみこと)と云へるは禍神の数多(あまた)ある中の三神の名なり。 天之真道風時吹男神は見る神通と云ふを掌る。天之真道風聞姫神は聞く神通を掌る。天之真道音於記命は言はせる神通と云ふを掌る。これは
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#00365 2015.7.21
『異境備忘録』の研究(50) -岩蔵の幽顕往来-
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「我が同村に岩蔵とて漁業を以て家業とする男あり、嘉永五年、大江戸にありて叡山の二本杉を信仰するよりして、三十六歳にて大山僧正に伴はれ万国を巡り、度々伴はれ見馴れぬ所を見し嬉しさに同僚の者に委細を語りて、俄(にわ)かに狂乱を発して江戸より追ひ下され、同村に帰りて後には狂気も治まりて、常人の如くなりたるに、その後も度々異境に入りし由(よし)聞こえけ
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#00366 2015.7.27
『異境備忘録』の研究(51) -諸国の霊山-
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「明治八年二月六日、大橋の上より杉山清定君に伴はれて不二山(ふじさん)の石室(いわむろ)に至る。石室は乾(いぬい)の方に向てあり(中腹より上なり)。こゝに入らんとせしに馬八匹ありて入るべからず。故にそれより山の北を廻り東南に越ゆ。こゝにうつぼ台と云ふ所あり。砂石金はだの如し。幅一間(約1.8m)或(あるい)は三尺(約90cm)又二間もあり。こゝに石人一人
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#00367 2015.8.2
『異境備忘録』の研究(52) -墓所の幽界-
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「墓所はその死者の魄霊の常に住む所にして、魂の幽霊となりて出現する時は、必ずその墓にて魄霊と合ひて人影を作るなり。墓所を畑として人糞など不浄物の穢れを掛くる時は、魄霊の魂に合する事難し。如何(いか)に恨みありともその念を達する事能(あた)はず。その不浄物を除き去りては人影を調(ととのえ)る事安ければ、憤りを達するなり。 又、霊魂の魄霊に合して
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#00368 2015.8.8
『異境備忘録』の研究(53) -神法道術の限界-
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「先年、阿波国勝浦郡金磯新田村・多田氏の招迎によりて当家に滞泊の砌(みぎり)、同村某の子息十八、九歳なるが狂気を発して、種々様々の術を施せども全快せずとて、余(よ)に、「この狂気の鎮まりて平癒すべき祈祷を致し呉れよ」と云ふに、辞退すれども聞き入るゝ様もなくて、遂に招きに応じて、或る日の夕方にかの所に至りけるに、その夜は小松島と云へる所の神宮分教
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#00370 2015.8.20
『異境備忘録』の研究(55) -南天神界-
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「明治九年十一月十九日夜、川丹先生に伴はれて南星中太上殿に至る。太上殿は鉄頭岳の上にあり。九階の宮、十三殿あり。その中に雲林殿と云ふあり。この殿より西方に当たりて南極蘭殿と云ふあり。この殿と雲林殿との間十里位ほどなり。この殿へ(以下四十五字略)これは神仙の極密にして人間界の人に口外を許さゞるなり。」『幽界記』
この一章は実に容易ならない記
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