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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
日本古学から学ぶ「自然の摂理」と「日本古来の精神」が次の豊かで健やかな世界を創るヒントとなることを願って。

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#00591 2019.4.30
生類の霊異(24) -狐(霊狐)-
 霊狐は多くは白色にして、大さは野狐の半にも及ばず、普通の猫ほどで、好んで神祠に住み、野狐の如く狡猾でなく、又その性習も上品であって霊能がある。
 世俗に白狐は神の使丁(してい)だと云ふけれど、必ずしもさうばかりではない。又、白狐にして神祠に住むとて、悉く神丁であるわけもない。彼等は人の尊敬する神祠に住むのが野山や古屋に住むよりも安全で、又食物
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#00592 2019.5.6
生類の霊異(25) -狐(狐の慧敏)-
 狐の慧敏(けいびん)な近くの一例は、白狐の条の銃弾を巧みに避けたことにても知られるが、尚一つの珍談がある。文政年間、美濃国岩村候の城下に住む足軽に善九郎と云ふ小銃の名射手があった。 #0591【生類の霊異(24) -狐(霊狐)-】>>

 その頃、岩村町から程近き大円寺村に昔から居る、首(かしら)だけ黒い一疋の白狐が人をばかすので、村民
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#00593 2019.5.12
生類の霊異(26) -狐(義理の観念)-
 狐は狸と違ひ、義理の観念があることは、前に書いた備後の三次の寺へ集った多くの飢狐が、握り飯を食はなかった事実に微してもわかるが、こゝにもう一つ顕著な事例がある。 #0583【生類の霊異(16) -狐(人語を解す事例)-】>>

 静岡の西端に瑞龍寺と云ふ寺があった。文化四年四月の十八日の早朝に、かねて寺の境内に穴居する狐が、寺の飼鶏を咥
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#00594 2019.5.18
生類の霊異(27) -狐(淫蕩性及び防衛的武器)-
 狐は淫獣で、美男美女に化けて人を烝(おか)すと云ふ伝説は昔から多く、我国のみならず支那・朝鮮にもあり、殊に支那には頗(すこぶ)る多い。
 狐の烝人(じょうじん)行為を事実として考察する時は、狐と人とは心霊素質に共通の或るものがあるとせねばならぬ。動物にして烝人行為を為すは、狐の外に河童と蛇、稀に猿が伝へられて居る。 #0577【
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#00595 2019.5.24
生類の霊異(28) -狐(古人の記述・上)-
 余(よ)が同邑(どうゆう)の百姓・二郎兵衛と云ふ者、或る夜、深更(しんこう)に及びて家に帰る。道に火ありて、人火に類せず。肝壮なる男なれば、足音を静めて近づき見れば、一疋の狐、火把(ひたば)を堤の上に置き、水涸(みずか)れの小川の魚を拾ひ食ふ。
 二郎兵衛その火把を取り、狐を脅かし走らしめ、家に帰りこれを見れば、年経たる牛の脛骨(けいこつ)あ
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#00596 2019.5.30
生類の霊異(29) -狐(古人の記述・下)-
 狐の妖魅を為すこと、和漢珍しからず。我、雪中にはあかりを取らん為、二階の窓のもとにて書案に倚(よ)る。
 或る時、故人・鵬斎先生より菓子一折を贈らる。その夜寝んとする時、狐害を慮り、菓子折を紵縄(あさなわ)にて縛り天井高く吊り置きたり。さて朝に見れば、くゝしたる縄は依然として元の如くにて、菓子折は人の置きたるやうに書案の上にあり、披(ひら)き
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#00597 2019.6.5
生類の霊異(30) -狸及び貂(解説)-
 狸及びその同族たる貂(むじな)は狐と等しく、我国にて古来妖獣の一流者として怪物相場を定められて居るが、その繁殖力は狐に劣り、又姦獪(かんかい)なことや貪欲や性欲やも又狐ほどに無いから、その状貌も自ずから狐ほどに嫌味が無く、むしろ可愛らしく滑稽である。 #0594【生類の霊異(27) -狐(淫蕩性及び防衛的武器)-】>>

 動物学者や動
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#00598 2019.6.11
生類の霊異(31) -狸及び貂(家人を護る事例)-
 大正八年、京都の五条警察署の上手、八坂神社近くの和本の古本屋・磯淵某方へ探書に行って見ると、女主人に一疋の大猫が附いて出て膝元へ座った。この女主人は四十歳ばかりの丸顔の大柄の婦人であったが、一見陰気臭く、而して奇怪にもその面貌に狸の気配が直覚された。但し狸に似た容貌では決してないのであった。

 著者(岡田建文大人)は暫時(ざんじ)古本を調
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#00599 2019.6.17
生類の霊異(32) -狸及び貂(人語を為す事例)-
 狐狸が化けると云ふことを、人間の幻覚説にする学者には叱られるだらうが、霊怪妖異の中には実在事もあると云ふ見地に立っては、見逃しのならぬ話料として、化けない狸が人語を以て人を罵言したと云ふ事を収録する。
 固より現代のことではなく、約八十年近く前のことで、或る老媼(おうな)の偽らざる告白に拠る怪事であるから、読者はその腹で読まれたい。

 著
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#00600 2019.6.23
生類の霊異(33) -狸及び貂(隠形の事例)-
 我曾祖父時代に、近所に老狸が棲んで居てよく悪戯をした。その頃、幅三間ばかりの堀を隔てた裏向ひの親戚の鈴村家に、ニ十歳ばかりの病身娘があって、時々堀の一本橋を渡って著者(岡田建文大人)方へ遊びに来たのであるが、或る日の晩方にその娘が橋を渡って来て、竹藪の際にある柿の木に靠(もた)れて物思はしげに立ってゐた姿を、友達であった著者の大叔母が見た。翌
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