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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
日本古学から学ぶ「自然の摂理」と「日本古来の精神」が次の豊かで健やかな世界を創るヒントとなることを願って。
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#00641 2020.2.25
祈りの真道(3) -祈願と共に平生の徳を積むこと-
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客「成る程よく判りました。マコトと正しい神法道術があれば、諸刃の剣で人間の祈願貫徹せざるなしですね。」
主「しかし誠心あり、道術ありとも、平生の徳行が伴わなければ又ダメですね。 晋の六卿の一人であった中行文子(ちゅうこうぶんし)の国が将(まさ)に滅びんとした。そこで祭司長を呼びつけ、「君が毎日我国の発展と栄昌を祈祷してゐるのに、何でこんな
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カテゴリ:祈りの真道 |
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#00644 2020.3.14
霊魂の研究(3) -大和魂-
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「恩頼」と書いてミタマノフユと訓むは、これは幸魂奇魂の徳によりて魂徳の増加するを云ふを本(もと)として、その他冥々の中(うち)に神の神恵を受くるをも云ふ言詞なり。 今時の人と雖(いえど)も知らず知らず魂徳は増加するものにて、幸福を受くる等の事あるも、又己の成さんと欲する事業の成就するも皆幸魂奇魂の幸ひに由るものなれども、幽顕隔たりたる人間は
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カテゴリ:霊魂の研究 |
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#00645 2020.3.20
霊魂の研究(4) -魂と心と気の関係-
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さて又気(キ)は、息(イキ)活(イキ)等のキにて、息吹(イブキ)のキと同じく、正気なり、又活気なり。この弁は専ら人の気を弁ずるにあり。然れども天地の気と人の気と相通ずるを以てこれを合せ弁ず。 まず人にありては、この気なるものは魂の活発の勢ひより起こり、魂・心と相離れず。例へば魂は燈火の如く、気はその光輝の如し。心その間に位し、人心楽しまざる
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カテゴリ:霊魂の研究 |
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#00648 2020.4.7
悠久不死の玄道(2) -生死の神秘-
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こゝにその生死の神秘に就て、本誌第十一号に掲載した『異境備忘録補遺』の中からその一部分を抄出してみたいと思ふ。
人生に於ける生と死は何と云っても生涯の一大事で、出生は生涯の起点となり、死は所謂(いわゆる)生涯の終焉とされてゐる。私達明治の人間は、民法学の勉強では「私権ノ享有ハ出生ニ始ル」と暗記させられたものだが、私権どころか一個の生命体
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カテゴリ:悠久不死の玄道 |
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#00649 2020.4.13
悠久不死の玄道(3) -霊魂の行方-
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仏家で人の死後四十九日間を中陰と呼び、五十日目を満中陰とて忌明けとしてゐるのは、流石に葬式商の専門店だけあって霊的事実に符節を合してゐる。されば如何にボンクラ氏の往生と雖(いえど)も、せめて死後五十日間は遺族としてもよく服喪の趣旨を体し軽率なる言動無きよう万事慎密を期さねばならない。死者の居室などもその間なるべくは生前のまゝとして、机上には清
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#00650 2020.4.19
悠久不死の玄道(4) -上士は一決して一切了る-
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「日月の界には入り難し。されど近くより見たりし事あり。川丹先生に伴はれて日界に近付くに、暖冷の所を幾重ともなく過ぎ行くほどに、火気身を焼くが如き所あり。こゝを過ぎる事暫しにして日界を下に見るなり。それより下るに四、五月頃の気ある所あり。又、そこを過ぎれば日界は黄色に見えて、三ヶ所噴火山と見ゆる所あり。その傍(そば)に黒色なる三ヶ所あり。その四方
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