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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
日本古学から学ぶ「自然の摂理」と「日本古来の精神」が次の豊かで健やかな世界を創るヒントとなることを願って。
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#00832 2023.4.16
天地組織之原理(73) -魂・心の別-
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「こゝに天照大御神、聞き驚かして詔(の)りたまはく、我(あ)が那勢命(なせのみこと)の上り来る由(よし)は必ず善(うるわし)き心ならじ。我が国を奪はむと欲(おも)ふにこそと。即ち御髪を解き御美豆羅(みみづら)に纏(まか)して、乃ち左右の御美豆羅にも、御鬘(みかづら)にも、左右の御手にも、各(おのおの)八尺(やさか)の勾璁(まがたま)の五百津(い
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#00833 2023.4.22
天地組織之原理(74) -宇気比の神術-
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『日本書紀』曰く、「こゝに日神(ひのかみ)、素戔嗚尊、共に相対(あいむか)ひ立ちて誓(うけ)ひたまはく、もし汝(いまし)の心、明(あか)く浄(きよら)かにて凌ぎ奪ふの意(こころ)有らずば、汝の所生む児(みこ)必ず当に男(ますらお)ならむ。」
こゝに挙げたる『日本書紀』の明文はよく聞こえたる通り、天照大御神と須佐之男命、相対ひ立ち給ひて大御
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#00834 2023.4.28
天地組織之原理(75) -天安河の実在-
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或る人問ふ、御講述によりて天照大御神・須佐之男命の御宇気比(うけい)の段(くだり)本伝明文の上は了解せり。この御伝に就ては吾国体の大基本の起これる所なるが故に別して御質問に及び置きたし。 まず本伝に就ての明文には異論も無きことなれども、この御宇気比は高天原のことにて則ち太陽日球中の事と存ぜらるゝを、太陽は火球にして申さば大なる火の玉の如きも
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#00835 2023.5.4
天地組織之原理(76) -皇上の大主権-
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或る人問ふ、御弁明によりて天安河の如何と云ふ疑点は初めて散じたり。御説の通りこの地球の外部は大体水玉の如きものなるに、内部に空虚の所もあり、又火気もあるを以ても、太陽はこの地球より数百万倍も大なるものなれば必ず内部には何かあるべき理(ことわり)なるは、この地球を以てもこれに数百万倍の国土もあるべき理なるは推歩の上より道理を推すも考へ及ぶべきこ
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#00836 2023.5.10
天地組織之原理(77) -保食神の御功業-
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『日本書紀』曰く、「既にして天照大神、天上(あめ)に在(ま)しまして曰(のたま)はく、葦原中国(あしはらのなかつくに)に保食神(うけもちのかみ)有りと聞けり、爾(いまし)月夜見尊(須佐之男命)、就(ゆ)きてみるべし。月夜見尊(須佐之男命)、勅(みことのり)を受けて降りまして保食神の許(みもと)に到りたまふ。保食神、乃(すなわ)ち首(かしら)を廻
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#00837 2023.5.16
天地組織之原理(78) -太古の時間-
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「然して後に復命(かえりごと)まおして、具(つばら)にその事を言(まお)す時に、天照大神、甚(いた)く怒りまして曰はく、汝(いまし)はこれ悪しき神なり、相(あい)見まくほりせず。乃(すなわ)ち月夜見尊(須佐之男命)と一日一夜(ひとひひとよ)隔て離(さか)りて住(ま)しましき。」
須佐之男命は保食神を斬り給ひて後再び高天原に昇り給ひ、天照大
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#00838 2023.5.22
天地組織之原理(79) -衣食の道の起源-
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『日本書紀』曰く、「この後天照大神、復(また)天熊人(あまくまのうし)を遣はして往きて看(み)せしめたまふ。この時保食神(うけもちのかみ)実(まこと)に已(すで)に死(まか)りけりき。唯その神の頂(いただき)に牛馬化為(な)る有り、顙(ひたい)の上に粟生(な)り、眉の上に繭(まゆ)生り、眼に稗生り、腹に稲生り、陰(ほと)に麦及び大小豆(まめあづ
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#00839 2023.5.28
天地組織之原理(80) -天地神祇の神恩-
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謹みて保食神(うけもちのかみ)の伝の前後を照らして考ふるに、この神は前々講述したる通り火神と土神の御間に生まれ給へる神にして、造化分担の御神業に於て禽獣虫魚の始祖を成し出で給へるのみならず、万世衣食の道は皆この神より起こりたるものなるを、この時は則ち天地開闢第三期の央(なかば)にて、既に衣食の大元はこの神の神体中にその元種を含み給へるを、開闢
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#00840 2023.6.03
天地組織之原理(81) -尊信の目的-
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さてこゝに申し置くべきことあり。世に保食神の伝無かりせば、人間の生命を保つに第一たる衣食の起こる所の原因より禽獣魚類の大骨横位に成れる原理は素より、そのもの等が交合するに親子兄弟を別かたざる起因、又これ等のものが人間の為に万世に至るまで己の身体を犠牲に供すべき理由は、如何に人智を以て究理するとも世界中他にこれを知るべき道はあるべからざるを、吾
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