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自然の摂理から生まれた学問である日本古学を「清風道人(せいふうどうじん)」が現代と未来に伝えていきます。
日本古学から学ぶ「自然の摂理」と「日本古来の精神」が次の豊かで健やかな世界を創るヒントとなることを願って。
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#00881 2024.2.4
天地組織之原理(122) -第二の神使・天若日子-
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「これを以て高皇産巣日神(たかみむすびのかみ)、天照大御神、亦諸(もろもろ)の神等(かみたち)に問ひたまはく、葦原中国(あしはらのなかつくに)に遣(つか)はせる天菩比神(あめのほひのかみ)久しく復奏(かえりごとまお)さず。亦何れの神を使はして吉(よ)けむ。こゝに思金神(おもいかねのかみ)答白(まお)しけらく、天津国玉神(あまつくにたまのかみ)の
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#00882 2024.2.10
天地組織之原理(123) -第三の神使・雉-
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「故(かれ)、こゝに天照大御神、高皇産巣日神、亦諸(もろもろ)の神等(かみたち)に問ひたまはく、天若日子(あめのわかひこ)久しく復奏(かえりごとまお)さず。又何れの神を遣はしてか、天若日子が淹(ひさ)しく留まる所由(ゆえ)を問はしめむと問ひたまひき。」
こゝに挙げたる明文は聞こえたる通りにて、「故、こゝに天照大御神、高皇産巣日神、亦諸の神
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#00883 2024.2.16
天地組織之原理(124) -返矢の神術-
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「故(かれ)、こゝに鳴女(なきめ)、天より降り到りて天若日子の門なる湯津楓(ゆつかつら)の上に居りて、委曲(まつぶさ)に天神(あまつかみ)の詔命(おおみこと)の如く言(の)りき。こゝに天佐具売(あめのさぐめ)、この鳥の言ふことを聞きて天若日子に、この鳥はその鳴く音(こえ)いと悪(あ)し、故、射殺すべしと云ひ進むれば、即ち天若日子、天神(あまつか
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#00884 2024.2.22
天地組織之原理(125) -太陽黒点の起源-
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或る人問ふ、御講述によりて天若日子の段(くだり)一通り解し得たり。この伝に雉を神使として降し給ふ等の奇伝もあれども、神代第一期よりの順序を推して考ふる時はこれ等のことは驚くべき奇談と云ふにも非ず、その他この伝には格別御質問に及ぶ程のことはこれ無く存すれども、「その矢の穴より衝き返し云々」とあるその「穴」と云ふこと如何に解すべきや。参考の為御弁
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#00885 2024.2.28
天地組織之原理(126) -風神の神徳-
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「故(かれ)、天若日子が妻、下照比売の哭(な)かせる声、風のむた響きて天(あめ)に到りき。」
この伝は前段に講じたる通り天若日子が死(みうせ)たるによりて、明文の如くその妻・下照比売の哭かせる声、風と共に響きて天に至りたりとのことなり。よく聞こえたることなれば別に語解を加へず。 これ以下、天若日子の父及びその妻子の降り来て哭き悲しみ喪屋
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#00886 2024.3.5
天地組織之原理(127) -空中の幽界-
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或る人又問ふ、只今の御弁明にて下照比売神の哭く声天に到れることは疑団氷解し、これを他に及ぼして大に吾神典を研究すべきものと存す。就てはこの時天降りたる天若日子が父及び妻子は申すまでもなく天津国にての妻子なるべく、又下照比売は無論この国にての妻なるべければ然もありしならんと存すれども、こゝにその父・妻子が天降り来て喪屋を作るとあるを、『日本書紀
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#00887 2024.3.11
天地組織之原理(128) -天地自然の神罰-
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或る人又問ふ、前の御弁明によりて大にその意を得たれば尚深く講究も致すべきが、この時阿遅志貴高日子根神(あじしきたかひこねのかみ)の天若日子の喪を弔ひ給ふは朋友の信義と云ふべきことにて然あるべきことなれども、たとへ天若日子が天なる父・妻が死(みうせ)たる天若日子に似たりとして手足に取り懸かり哭き悲しみたりとも、これも偶然なることにて、かく御怒り
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#00888 2024.3.17
天地組織之原理(129) -霊剣の魂神-
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「こゝに天照大御神詔(の)りたまはく、亦いずれの神を遣はして吉(よ)けむ。こゝに思金神(おもいかねのかみ)また諸(もろもろ)の神白(まお)しけらく、天安河(あめのやすかわ)の河上の天石屋(あめのいわや)に坐す名は伊都之尾羽張神(いつのおわばりのかみ)これ遣はすべし。もし亦この神非ずはその神の子(みこ)、建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)これ
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#00889 2024.3.23
天地組織之原理(130) -荒魂神と和魂神-
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「こゝに天鳥船神(あめのとりふねのかみ)を建御雷神(たけみかづちのかみ)に副(そ)へて遣(つか)はしき。」
この伝に「こゝに天鳥船神を建御雷神に副へて遣はしき」とある天鳥船神は、先哲の論じ置かれたる通り天之穂日命(あめのほひのみこと)の御子・武夷鳥神(たけひなとりのかみ)の御別名にして、この神は特に御功業多き神と窺はれて御別名の多き神なる
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#00890 2024.3.29
天地組織之原理(131) -出雲国造神賀詞-
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「これを以てこの二柱の神、出雲国の伊那佐(いなさ)の小浜に降り到(つ)きて、十掬剣(とつかのつるぎ)を抜きて浪(なみ)の穂に逆さまに刺し立てゝ、その剣の前(さき)に趺(あぐ)み坐して大国主神に問ひたまはく、天照大御神、高木神の命(みこと)以て問ひに使はせり。汝(いまし)がうしはける葦原中国(あしはらのなかつくに)は我(あ)が子(みこ)の知らさむ
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