神仙界に入りたる人に食物を送らんと思へば、その人の名を呼びて何所にても供へる時は、神仙界に居る人の眼前へその物忽(たちま)ち現ずるなり。それを食ふ真似をして腹張るなり。これは供物の正気(せいき)を食ふとも云ふ。(宮地水位先生)