世の人の幸ありて冨たるは、大かた倣(おごり)遊(あそび)に耽(ふけ)りて徳行を勉むるが少(まれ)なるを、幸なく貧しきが身操(みさお)を守り徳行を勉むるも多きを以て、この本教の尊きことを弁(わきま)へ知るべし。(平田篤胤大人)